高田監督 MRSの皆さんへ
【事実】というモノについて。
グラス半分の酒があったとします。飲み助は「もう半分しかない」と見る。下戸は「まだ半分もある」と見る。 同じ事実でもベクトルの向きは主観によって正反対です。
ところが日常会話では「半分」という客観的データを省く場合も多々あります。そうなると飲み助は「もう酒は少ししかない」になり、下戸は「まだ沢山ある」になります。 「グラス半分の酒」という同じ事実を伝えているのに、「少し」と「沢山」の相反する情報が並列しています。しかもこの段階ではまだ酒に対する好意と悪意の感情からくる主観によって伝え方が異なっているだけで嘘をついているわけではない。
人は嘘をつかないまでも、感情によって無意識に情報を「編集」したり、わざと「拡大解釈」による「曲解」をします。 怖い話です。
MRSの作品が高価である点も、生産量と単価の関係を知っていれば、むしろ低い価格に抑えているのは判るはずなのですが、値段だけを切り取られて批判される事になります。 今回の場合、カルトとカルト商法に絡めてネガティブキャンペーンとなっていきます。
こういったシチュエーションになると、疑心暗鬼や人間不信に陥りやすい。 そうならないためにも、どうか身内や仲間内では笑顔は絶やさないようにしてください。 険悪な空気が淀むと、ろくな事がありません。災難が災難を呼びます。
2012/03/31/23:29 |