フライデーの取材を受けてから間もなくサンデー毎日の取材を受けた。サンデー毎日の大場記者に「私の事は誰から聞いたのですか」と質問したら「我々には情報網がありまして」と答えた。(かなり不自然だな)と思ったが、とりあえず取材を受けてみた。そして今、二社間に結ばれている同業社の絆(きずな)を観た。
菅原道真(すがわらみちざね)と云う歴史的有名人を知っていますか。と質問したら「知らない」と答える子たちが居る。何とわなしに「聞いたことがある」と答えるのは平均的歴史を知らない人だ。天満宮と云う神社を知っていますか。と聞いてみたら「知ってるよ」と答えてくれることは多い。そして「受験の神様だ」と云える人なら少しは歴史のたしなみもあるかも・・・と思ったら、天満宮の祭神が菅原道真だと知らない人が結構いてる。
私が十代の頃、師事した真条師の本名は妙子。妙子さんが生まれたのは天満宮の近くの家だそうだ。ただし何処の天満宮かは分からない。大小合わせれば天満宮は全国に一万社以上あるからだ。妙子さんがよく言っていた「菅原道真は藤原時平の中傷を受けて大宰府に左遷されたんや。時平は無い事を有ることのように作った協策稿の名人だったんや」と・・・
妙子さんが言っている協策稿と云う言葉は彼女の造語かもしれないが、云わんとしている意味は良く分かる。しかし今までの私はあまり気にかけなかった。ところがフライデー(注一)とサンデー毎日(注二)に自分の記事が掲載されて何度も読み返している内に、「これか」と思った。実は、二社の記事が交互に助け合っているように思えたからだ。結論を云うと「サンデー毎日流の事実描写によって、フライデーの捏造部を事実かように錯覚させている」のだ。詳しくは再度読み直して検証していくつもりだが。
週刊誌がこれほど面白い読物だとは今まで思いもしなかった。 写真は奥琵琶湖、観れば観るほど美しい!
(注一)平成24年3月30日号(3月16日発売)P30〜P31 (注二)2012年4月8日増大号(3月26日発売)P35〜P37
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