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2013/02/02(Sat)  三蔵フライデー「優女着岸嬉話」  

2012年5月に入って間もなく「カナダのBC州にハーレーが流れ着いたそうです」と、ラファティ先生から連絡をもらった。日本のニュースでも報道されたので、知っている人も多いと思う。ラファティ先生の住いはBC州バンクーバーなので、逸早くニュースで知ったと云うわけだ。そのバイクは「東日本大震災の津波」で海へ流され、6500キロ漂流してカナダへ着岸したのだ。ところで2012年はハーレーが日本へ上陸して99年目、今年2013年は日本上陸100年になる。ハーレー社では「日本上陸100年記念モデル」を100台限定で日本市場へ持込んだ。

琵琶湖には「比良の八荒」と云う昔話がある。修行僧に恋をした優しい村娘お光は、僧から「私は比良へ帰り堅田の満月寺で百日修行をする。その百日の間毎夜、湖を渡って私の下へ通い修めることが出来たなら、おまえと夫婦になる」と言われた。お光はタライ舟を漕いで100回の背拝願を立て、如何なる天候にもめげず度を重ねた。ところが僧は(普通の人間にこんなことが出来るはずはない)と、お光を怖がって100日目になって浮見堂の灯明を消してしまう。目印を失ったタライ舟は、お光を乗せて水に呑まれてしまう。

カナダへ流れ着いたハーレーの話を聞いた時、私は「比良の八荒」を思い出した。単なる数合わせと思われるかもしれないが、世界規模に「比良の八荒で表されているような因縁」があったとしたら、その「お光」が「堅田ならぬカナダ」へ辿り着いた。のだと私は思いたいのだ。

写真の英文は「ハーレー社創始者」の孫さんのサイン。日本上陸100年記念モデルのロゴは日の丸がイメージだ。



2013/07/19(Fri)  三蔵フライデー「遊女着岸嬉話」  

今回は 2013年02月01日 に投稿した「優女着岸嬉話」と関連した話に御付き合い願おう。タイトルは一字だけ「優と遊」の違いだ。優女と云う単語からは色んな女性が連想できる。気品のある女性を思い浮かべる人もいれば、やさしい御母さんを感じることもある。
遊女ならばどうか、やはり娼婦と置き換えるのが普通の感性だ。もちろん日本語に詳しくない人は別だが・・・

私が所属する神相学派の占学用語、その遊女は月を意味する。占いで云う(注一)身宮のことだ。実は太陽が優女、占いで云う命宮のことだ。遊女に対する言葉だったら通男とか、男が入る単語を期待していまいそうだが何故か優女なのだ。日本神話で、太陽は天照大御神。子供の頃から女神様だと思っていた。だから命主太陽は男神か女神か等と議論する余地は少ない。しかし太陽が男性、大地が女性と云う観念は世界的(注一)に存在している。実際、天照大御神は男性神だと訴える学者(注三)もいる。

「優女着岸嬉話」では、滋賀の昔話「比良の八荒」を想い起こした。それでは今回の話で何が関連しているかだが、率直に言って男女の立場が逆転する場合の考察だ。但し「三蔵フライデー」での一稿は長文を避けたいので、とりあえず聞き流しておいて欲しい。・・・太陽は男になったり女になったりする。

写真は「カナダBC州」の地で撮影した。ラファティ先生&メニスと同行中。

(注一)身宮と命宮は、主に紫薇斗数で御馴染みな単語である。しかし広く使われている用語である。優女と遊女は、私文書から引用した勝手用語。
(注二)文献学的にどうとかは御容赦願いたい。気楽な世間話だ。
(注三)正史から外れた文献ではないが、引用紹介は遠慮しておく。



2013/09/27(Fri)  三蔵フライデー「猶太渡女嬉話」  

「猶太渡女嬉話」ゆうだわたりめきわ。
またまた訳の分からないタイトルで申し訳ないが、漢字を使っての分類は便利が良いのだ。猶太とはユダヤのことで、渡女と記したのは「ユダヤ人が迫害から逃れること」を意味する私なりの言葉だ。ユダヤ人である資格定義として第一に挙げられるのは「ユダヤ人女性が産んだ子」である。つまり父親の国籍は問わない。これも迫害されてきた歴史に纏わることだ。それらの意味を込めて、私なりに迫害から逃れられたユダヤ人全体に対して「渡女」と云う造語を使っている。詳しいことを知りたければ専門書に任せるとして、本稿では身勝手な想いを述べさせてもらう。

渡女に関する古い話では、モーゼが出てくる頃が劇的だ。近代においてでは杉原千畝(ちうね)氏の美談(注一)が記憶に新しい。残念ながら、杉原氏に関しても中傷誹謗の言動が飛び交っている。しかし杉原氏によって、何千もの人々がナチスの迫害を逃れて生延びたのは紛れも無い事実なのだ。更に私にとっては、文献上での知識ではない。UBCで数学を教えている知人が、杉原ビザによって生延びた者の孫さんなのだ。そして私達は本年より、一人の渡女(注ニ)が残した記録の和訳作業をしている。

急に杉原氏の事を話題にしたのは、ホテルから空港へ向かう車で「あれが杉原さんの銅像ですよ」とドライバーが話しかけてくれたからだ。実はそれまで、ロサンゼルスに銅像が(注三)出来ていたことを知らなかった。それで私は「ロサンゼルスの地で、杉原千畝氏に対する渡女達の思いを感じることが出来る。そして渡女にとって、杉原千畝氏は Angel なのだ」と、勝手に思った。

ところでロサンゼルスの英語表記は Los Angeles だ。これはスペイン語が元で Los は The と同じような男性名詞に付ける定冠詞。Angeles は天使の複数形で英語だったら Angels となる。私はスメイン語をほとんど知らないが、 Los が男性名詞に付ける定冠詞なのだったら「天使は男なのか」なんて(単に俗っぽく)考えてしまう。杉原千畝氏は男だし Los Angeles の一人になられたのだ。

でも、エンジェルス には女性もいるはずだ。チャーリーズエンジェル(注四)に出てくるエンジェルスは女性だったし・・・なんて他愛も無いことを考えていると楽しいものだ。写真はハリウッドで見かけた 私のエンジェル。実は「かやみの友人であるウッキーさん」が私のカメラで撮影してくれた。

(注一)第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任中、外務省訓令に反して通過査証を発給して多くの避難民を救った。
(注二)UBCで数学を教えている知人の御婆様。平成25年に入ってから、ラファティ先生が中心になって和訳プロジェクトを実行している。
(注三)2002年12月13日に除幕式執行。産経新聞2002年12月15日に掲載。
(注四)Charlie's Angels 1977年から1982 アメリカ ABCネットワーク



2013/10/02(Wed)  訂正・2013/09/27(Fri)  

前稿 2013/09/27(Fri) の三蔵フライデーを投稿してまもなく、ラファティー先生とメニスから誤記の指摘メールが着た。

【先ずメニス(貞希)から】
最新の三蔵フライデーの誤字「ところでロサンゼルスの英語表記は〜・・・」で始まる段落の「私はスメイン語をほとんど知らないが」の文、スペイン語の間違いじゃないかな?
日本時間2013年9月28日4時35分着信

【次にラファティー先生から】
27付けの三蔵ウエーブの書き込みで、数学の先生は孫と紹介されていますが、息子です。 本の主人公は母親。作者は娘、つまり、Bluman先生の妹です。 訂正をお願いします。
日本時間2013年9月28日4時45分着信

メニス指摘の誤字は「よくある文字の打ち間違え」だが、単語の種類等によっては重大な誤解を招くこともある。
作文の見直しは今後も徹底しなければならない。

ラファティー先生からの内容指摘は直接的な内容ミスだ。
これは単なる書き間違えではなく、私は本当に今まで Bluman先生は 渡女の孫さんだと思い込んでいたのだ。初めて会った時、若々しく力強い話しっぷりに魅せられた。その印象から、どうやら私は「孫さん」と云う勝手な位置づけを創作してしまっていたらしい。

写真はカナダ時間9月20日、コックイットラムのIKEAにて。



2013/12/24(Tue)  Merry Christmas  

今やクリスマスは暦の一印です。
起源よりも発展的な行事になった。
まあ堅苦しいことは抜きにして、
特別な日を過ごしている感触です。

写真のリースは直径15センチくらいの小さなものですが私には大きく感じられます。ラファティ先生が(部屋にある観葉植物に)何気なく吊るされたものです。もしかしたら、一人でクリスマスを過ごすであろう私のために飾ってくれたのでは・・・なんて勝手に喜んでいるからです。

私が読んでいる本は学生時代の愛読書である大蔵経講座「大日経・理趣経」です。月光寺の法話で理趣経講義を始めたから、資料確認をしています。
今、手にしているのは昭和60年復刻版ですが、大学の図書館で読んだのは昭和八年初版だったと思います。

せっかくのクリスマスなのにジジイの写真を掲載して申し訳ありません。
私も皆さんと同じく精一杯生きている一人です。
大目に見ていただければ有難いです。「 Merry Christmas 」



2014/01/01(Wed)  謹賀新年「時之渡紐」  

「時の語り」が一般普及したは、アインシュタイン博士の功績が大きい。
それは博士の学問と云うより、博士の知名度が齎したと思われる。

20世紀の始まりとともに活性化した時間談義は、今では子供でも語り、時空と云う単語は簡易認識された。

ところで今、私はバンクーバーに滞在している。日本からの「謹賀新年」を受信して、それを発した人達が眠りに就いた今は大晦日の昼前だ。
単に所在が違うだけで「人間が決めた日付変更線で仕切られているだけですよ」なんて言っていた昔が懐かしい。

送受信の遣り取りは、インターネットによる光速近似値通信によって結ばれている。もし私の師匠が傍にいたら「それは時の渡しをする紐電話じゃ。子供の頃に遊んだ糸電話が成長しよった」等と語るような気がする。

写真は、ラファティ先生から水遣り依頼された植物。



2015/09/01(Tue)  占学講義「おしゃれ占科」予告  

占学講義に対して、多くの方から御要望いただきましたことを感謝します。

先ずの公開は、私が三十歳代にケーブルTVで放送した番組から始めます。

公開場は YouTube です。誰もが無料で視聴することができるからです。

ケーブルTVで放送した占学講義は全部で115講義あります。

その内の102講義は、専門的に占学を学びたい諸氏に送ったものです。近々公開する「おしゃれ占科」は一般の方々に楽しく占いを知ってもらうのが目的です。特に働く女性に視聴してもらうことを願って語りました。

おしゃれ占科〜心の彩り〜

第1話 何のために占いを知る
第2話 占いを知ると美人になれる
第3話 ダイエットと占いの関係
第4話 占いはあなたの心を強くする
第5話 彼と彼女の相性判断(1)
第6話 彼と彼女の相性判断(2)
第7話 財運ってなんだろう?
第8話 顔を見たら何かがわかる
第9話 出合いと時間の不思議な関係
第10話 いい運勢はいつ来るの?
第11話 生年月日は不思議な怪物
第12話 姓名判断は当たるのか
第13話 おしゃれで素的な人生を

写真は現在の私です。「おしゃれ占科」の画面抜きではありません。



2015/09/24(Thu)  占学講義「おしゃれ占科」開講  

占学講義「おしゃれ占科」
全13講義を YouTube へ UP 完了。

チャンネル名「山下訓弘 講義室」
各位、登録をして頂ければ幸いです。

山下訓弘(やましたくにひろ)
は私の本名です。私は著作物全般に本名を使っています。

今後、三蔵日記上では文による要点解説を行う予定です。
本年中に「新おしゃれ占科」の収録開始も計画しております。
専門講義「六壬推命学」入門編全52講義、原理編全50講義、は準備が出来次第に YouTube へ UP します。もう暫くお待ちください。

第1話 何のために占いを知る https://youtu.be/O67jFWR9O0o
第2話 占いを知ると美人になれる https://youtu.be/1sID6ljVPec
第3話 ダイエットと占いの関係 https://youtu.be/uylnpBHhnbw
第4話 占いはあなたの心を強くする https://youtu.be/9M2lBr8FGi8
第5話 彼と彼女の相性判断(1) https://youtu.be/tOEpGTDs8xk
第6話 彼と彼女の相性判断(2) https://youtu.be/UQZxkgwgBq0
第7話 財運ってなんだろう? https://youtu.be/CiqWNC-jktU
第8話 顔を見たら何かがわかる https://youtu.be/TetlMRbeb-Q
第9話 出合いと時間の不思議な関係 https://youtu.be/QZU8DHnzMHE
第10話 いい運勢はいつ来るの? https://youtu.be/zDKYxeYAG_o
第11話 生年月日は不思議な怪物 https://youtu.be/Hl1tnitaJgI
第12話 姓名判断は当たるのか https://youtu.be/xVT8HbROTOQ
第13話 おしゃれで素的な人生を https://youtu.be/s1eYYLghfK0



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