三蔵フライデーを雑誌と見立てて占いのページがあっても良さそうだ。占いには色んな方法があるが、出来れば「役に立って」しかも教養になれば学習し甲斐がある。とは云え、複雑なものは実用に到るまでに挫折してしまう。そこで科学的な思考が出来る今風人間としての「占い教室」を開講することにしてみよう。
先ず「占いの種類」だが、最も手軽なのが相学(そうがく)だ。その中でも人相がとっつき易いし実用的だ。そして手相も面白い。科学的な言葉で云わせてもらうと、それらは人体の観察なのだ。いっぽう物体の観察には、家相とか地相とか小さいものでは印相もある。
ところで私が最も重宝するのは刻路(こくろ)いわゆる時間を観る占いである。人の一生を探るには産まれた時間を観る四柱推命や密教占星術等の含入象(がんにゅうしょう)。事件を占うならば六壬神課(りくじんじんげ)や星符与景(せいふよけい)等の対機象(たいきしょう)を使う。
含入象の含入は、胎児が母から離れて初めての呼吸で時間粒を含み入れたこと。対機象の対機は、初めて事件の謎に立向かう時刻。釈迦が相手の能力に合わせて説法した対機説法から起因させた用語だ。
因みに人相では「化粧の濃い女性だったら人相なんて観れないよ」と心配される方もおられるだろう。しかし大丈夫だ。神相学派では、顔を側面から観る隣面相法(りんめんそうほう)が主で、顔を正面から観る対面相法を客とする。だから化粧に惑わされることが少ない。化粧の濃い女性は昔にも普通に居たし、人の性質を見抜こうと欲するならば対面よりも隣面のほうが有利なのだ。
写真は「カナダからのメニス写真メール」本日受信したばかりの撮りたてだ。たまたま隣面相法の題材になる横顔が写っている。これなら五輪相(身体相のこと)の判断も出来そうだ。仮に対機象でメニスの何かを占うのであれば「私がこの写真を初めて見た時間」を探求することになる。 もちろん占いとは関係無しの「人体観察」をしても結構だ。
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